制振装置 MER-System

制震装置 MER-System は家を守り、命を守る

いつ大きな地震がきてもおかしくないと言われている東海地震。

アイジースタイルハウスは、この地域で家づくりをさせて頂いている以上、構造にも当然注力しています。通常の無垢構造材と耐震パネルを組み合わせた耐震構造に加え、お客様のご希望により「制振装置MER-System」も取り入れて頂くことが可能です。

この「制振装置MER-System」を用いることで、地震エネルギーを吸収し、構造躯体の損傷を防ぎ共振を抑え、家全体の揺れを軽減できます。

耐震+制振工法で、余震にも耐えられるより安全な家へ。

制振装置MER-Systemとは

数ある制振ダンパーの中でアイジースタイルハウスが採用しているのは「MER-System pillow type」です。
この「MER-System pillow type」は、シリンダー内部に設けたバルブを通過する作動油の流体抵抗によって、減衰力を発生するオイルダンパーです。

自動車のサスペンションテクノロジーから生まれた「制振装置MER-System」は、モータースポーツのような「コンマ」何ミリの性能を要求される自動車競技用ショックアブソーバーと同じ社内で開発試験/製造が行われており、確かな技術や製品開発のノウハウがフィードバックされています。

耐力年数と性能維持に特化した特殊素材を使用し、「制振装置MER-System」で使用しているオイル/高圧ガスは難焼性です。さらに住宅壁内に長期間設置されることを想定し、オイル室に隙間が生じにくい単筒式を採用しています。

MER-SYSTEM 構造と設置場所

MER-SYSTEM 構造と設置場所

MER-Systemの5つの実力

制振装置MER-Systemはより安全であるため、特に優れているところが以下になります。

1,地震エネルギーを大幅吸収

木造住宅制振装置MER-Systemは、自動車等のショックアブソーバー技術を木造住宅用に応用したものです。

ショックアブソーバーとは、自動車などのサスペンションを構成する部品の一つとして、車体の振動を減衰し乗り心地を向上させたり、運転操作の安全性を高めるために欠かせないものです。木造住宅に制振装置MER-Systemを取り入れることによって、地震の初期の揺れから、繰り返し何度も起こる余震まで、建物に伝わる地震エネルギーを約48%吸収し建物への負担を軽減します。

MER-SYSTEM+耐震工法

2,常に高い減衰力の発揮が可能

小さな揺れの段階から制振を発揮

一般的な制振装置は揺れが大きくならないと効き始めませんが、制振装置MER-Systemは振動の大小にかかわらず、常に高い減衰力を発揮できるよう設計されています。
地震はもとより、交通振動など建物への負担を減らし、建物を守ります。

MER-SYSTEM 特性

地震のさまざまな周期に対応

地震の揺れの周期と建物固有の周期が一致したとき、建物は「共振」という現象を起こし、揺れが増幅していくことでより大きな影響を受けます。

しかしMER-systemの制振効果は、速度に関係なくあらゆる地震の周期に対応できるので安心です。

MER-SYSTEM 共振

3,地震の揺れを正確に減衰

制振装置MER-Systemはシャフトの付け根にベアリングを採用し、地震の揺れをより迅速かつ正確に減衰できる構造になっています。これはこの製品の機能であり特許出願中の技術です。

ベアリングユニットが上下左右に可動するため、あらゆる角度からの揺れに対応します。

計算上は縦横(X・Y)方向の外力を想定していますが、実際の地震はもっと複雑な方向から力が加わります。斜め方向の揺れや建物の耐力壁の配置バランスによって「ねじれ」という変形を起こすこともあります。

制振装置MER-Systemは、これらの「斜め方向の揺れ」や「ねじれ」にも対応し揺れを減衰します。

MER-SYSTEM ベアリングユニット

4,建物に最も効果的な設置個所を計画

通常実施している構造計算(許容応力度設計)に加え、
制振装置MER-Systemを施工する建物では、限界耐力計算も行い計算書の提出もしています。

また、そのことで1棟1棟限界耐力値計算をし、もっとも効果的な設置個所の計画が実現します。

MER-SYSTEM 限界耐力値計算書

MER-SYSTEM 設置例

MER-SYSTEM 許容応力度設計中

5,安心と信頼の「20年」製品保証

制振装置MER-Systemは、機能・性能・耐久性の厳しい条件をクリアするため、その品質を国内生産によって徹底管理されています。その徹底した品質保証によって「20年」という長期保証が実現されるのです。

MER-SYSTEM 20年品質保証

豆知識①
耐震・制振・免振のとは

  • 耐震
    揺れに耐える
  • MER-SYSTEM 耐震
  • 耐震とは主要な構造体そのものの強度を向上させる ことで破壊や損傷を防ぐ技術です。木造住宅では使用する部材の強度や数量を増やし、建物を固めることで耐震性を高めます。

  • 制震 (制振)
    揺れを吸収する
  • MER-SYSTEM 制震
  • 制振とは地震の揺れを制振装置によって吸収する技術です。
    建物の揺れを抑え、構造体の総省が軽減されるため大規模な地震や繰り返しの地震にも有効です。

  • 免震
    揺れを伝えない
  • MER-SYSTEM 免震
  • 免震とは地盤と土台の絶縁などにより、地震力を直接伝わらないようにする技術です。基礎と土台の間に免振装置を設置し、地盤の揺れを建物に伝えないようにするため、家に損傷も与えず家具の傾壊も防げます。ただし、膨大な費用がかかります。

    ※弊社では、免震への対応は実施しておりません。

耐震+制振工法

構造材の剛性を高めて最大耐力を大きくするとともに、地震などの揺れを吸収する制振技術によって建物のひずみを軽減できる工法です。この「耐震+制振工法」は大きな地震が起きても耐えることができます。構造部分の損傷を軽減し、本心で家が傾壊することを防ぐだけでなく、次々と起こる余震に耐えることができます。この工法で建てられた家は構造材の損傷が軽減するので、大きな地震の後もそのまま同じ家に住み続けることができ安心です。

耐震工法とは

耐震工法とは

制震工法とは

制震工法とは

豆知識②
建物は固いだけではダメ??共振の恐ろしさ

阪神淡路大震災を契機に、今までの日本の家づくりでは、地震対策として構造を強くして地震の揺れに耐える「耐震工法」が中心とされ、耐震工法の技術は飛躍的に高まりました。しかし近年、木造住宅本来の構造でもある粘り強さ、地震エネルギーを吸収する構造が見直されています。

2009年10月、独立行政法人 防災科学技術研究所(通称E-ディフェンス)で、耐震工法の効果を確かめるための実験が行われました。

ご覧のとおり、右側の住宅が先に倒れてしまう結果になりました。右側の家は、耐震工法だけを実施した建物です。

なぜ、固く強くした建物の方が先に倒れてしまったのでしょうか。

それは「共振」という現象が原因です。

建物はそれぞれ固さや高さ、大きさによって「固有周期」を持っています。この固有周期と地震の揺れの周期が一致したとき、建物は「共振」という現象を起こし、揺れをさらに増幅させます。つまり建物の固有周期と地震の揺れの周期が一致してしまうと、強度が低い建物よりも、強度の高い建物の方が揺れが大きくなり、先に倒壊してしまう可能性を秘めています。

専門家の見解の中には「建物を強くする耐震工法では限界がある」、「地震エネルギーを吸収する仕組みが必要」という意見もあります。

そのためアイジースタイルハウスでは、通常の無垢構造材と耐震パネルを組み合わせた耐震構造に加え、お客様のご希望により「制振装置MER-system」を取り入れて頂くことができます。