設計士・
コーディネーターブログ

ブログ一覧へ

クーラーは室外機が大事

2018年8月3日(金)

こんにちは、森です。

暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
連日の猛暑というか酷暑のためいたるところで

『今年の夏は例年と違ってヤバい』

と言われていますがどうなんでしょうか。

 

さて、今の季節には欠かせないクーラーですが

実は、室内のエアコンよりも室外機の方が大事

なんです。

 

グラフが語る温暖化傾向

ここに、おなじみの気象庁データを引っ張ってきました。

1891年からの毎年の最高気温を7月と8月でグラフ化

1891年からの毎年の最高気温を7月と8月でグラフ化。
黄色が7月で青が8月。

関数は上が8月の近似直線で
下が7月の近似直線。

これを見るとここ100年でだいたい1度ぐらい
最高気温が上がり、じわじわと温暖化してい
ることが分かります。

あと、8月は始まったばかりなので置いといて
今年の7月は近似直線上では31.3度のところ
34.4度と記録されているので
かなり暑かったといっていいでしょう。

ちなみに8月は今のところ38.7度。
ヤバいです。インフルエンザか?
とはいえ、今年は暑いのですが
データから見ると異常気象とまでは
言えないぐらいなので8月が終わるころには
35度台で納まると思いますが
いかがでしょうか。

 

クーラーは室外機を冷やすと効果的

で、本題のクーラーですが
今年はクーラーが苦手の私もさすがに
使わざるをえません。

今のクーラーは非常に性能が良いので
かなり効率がいいのですが
その性能の良さを最大限に発揮するには
室外機の状態が非常に大切なのは
あまり知られていません。

エアコンはヒートポンプという原理を用いて
クーラーとして室内の温度を下げたり
ヒーターとして室内の温度を上げたりする
ことができます。

クーラーとしては室内の熱を外部に
排出しているのですが室外機が
熱を持っていると熱交換効率が下がります。

(ちなみに冬は室外機が冷えるので
室外機を温めると効率が上がります。)

 

今お使いのエアコンの室外機を
見てみてください。

直射日光にさらされて熱を持っていませんか。

風通しが悪く室外機の周囲に
熱がこもっていませんか。

もし上の2点にあてはまるのであれば
まずは直射日光を遮り室外機を
日陰にしてあげてください。

また室外機の吹き出し口近くに
物を置かず風通しを良くしてあげてください。

これだけでもエアコンの効率が
かなり上がるはずです。

室外機に直接水をかけるなどして
熱を下げることが一番効果的なのですが
室外機の耐久性に支障が出てきそうなので
お奨めはでしませんが短期的に見れば
間違いなく効果的です。

買い替え間近のエアコンには
良いかもしれません。

『暑すぎてエアコンが全然効かない』
と愚痴る前に室外機環境を
整えてあげましょう。

日中は暑いので日が落ちてから
室外機をチェックしてみてください。

では、また。

断熱
断熱
8月
1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031
Profile
設計 リーダー:森 貴志
設計 リーダー:森 貴志

■資格
・一級建築士
■お客様へのメッセージ
完成した後、住んで何年も経った後でも『森さんに設計してもらって本当に良かった』と言ってもらえるような設計をしたいと思います。 そのためにも、お客様が気づかないような細かな部分も感じ取り、プランに活かせるようにします。

シェアしてね

ツイート
前の記事を見る
ブログ
一覧へ
後の記事を見る