シロアリ処理
シロアリとその被害
「シロアリ」は体長わずか数ミリの昆虫。主に地下に巣を作って生活をします。
ミツバチやアリと同じように、高度に組織された集団(コロニー)を形成して生活している社会性昆虫です。
シロアリが生きていくには、「湿気」「木材などのエサ」「温度が安定している環境」が必要です。したがって、水を使用する浴室・台所・洗面所・トイレ、また、風通しが悪く湿気の多い床下等での被害が多くなります。
またシロアリは、コンクリートや新建材にも蟻道(ぎどう)というシロアリが通るためのトンネルを作るため穴を開けますので、鉄筋コンクリートの住宅でも、わずかなひび割れから侵入していきます。
家を支えるために重要な柱・土台などの木材は、壁の中や床下など、完成後は見えなくなってしまう部分です。その柱・土台がシロアリの被害にあい、最悪の場合は建て替えが必要になってしまうというケースも少なくありません。
ホウ酸処理剤:ボードディフェンス
今までの防蟻防腐剤は、殺虫成分が揮発して、シロアリや腐朽菌を攻撃するものが一般的。 しかも殺虫成分が時間と共に揮発して飛んでしまうので、効果は最大5年と短期間で無くなります。 また、殺虫成分が居住空間に入りこむことは、シックハウスに繋がります。 これらを解消する薬剤が揮発しない無機物「ホウ酸塩」です。 素早く木材に浸透し害虫や菌による劣化から守り、揮発しないので効果が持続し、 空気も汚さないのでシックハウスの心配がありません。
ホウ酸塩とは?
私達の身のまわりのあらゆるところに存在し、植物にとって必須微量元素であることから、 人間も野菜や果物を食べることで日常的に摂取しています。 さらに身近な所では、目薬やソフトコンタクトレンズの保存液に使われていたりします。 腎臓を持たないあらゆる下等生物の場合には、過剰摂取することで細胞レベルで エネルギー代謝ができなくなり、 餓死することが分かっています。 代謝という生命の基本プロセスに作用するので、シロアリが抵抗力を獲得することもありません。
処理範囲
ホウ酸処理には、吹付処理、塗布処理があり、施工はこの2つの処理方法を適宜組み合わせて行います。
通常は、床下及び1mまでしか行いませんが、アイジースタイルハウスでは、2階外周部の構造体(梁・柱)にも処理を行います。
安全性
「ホウ酸塩」は人などの哺乳類の場合、 腎臓の働きにより過剰に摂取した ホウ酸塩を体外に排出できるため、 急性経口毒性はとても低く食塩程度。 揮発性が無いため吸入の危険性が無く シックハウスの心配がありません。
持続性
「ホウ酸塩」は揮発・分解しないため持続効果が長いため、雨や水のかからない床下などの環境下ならば今までの防腐防蟻剤と違い
築後10年間は再処理不要で経済的です。
保証期間
※保証対象:ヤマトシロアリ、イエシロアリ (アメリカカンザイシロアリに対しては保証をしておりません)