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リフォームの真実

2015年のリフォームの
売り上げランキングは
軒並み全国の量産メーカー

量産メーカーさんはリフォームの宣伝もCMもほとんど聞いた事がないと思います。でも、売り上げはぶっちぎりです。これはどういう事かというと、自社で10年前に建てたお客様の家に行き、リフォームの受注をとるという戦略にシフトしているという事です。換言すれば、10年でリフォームを必要としない、長寿命な素材で造る事はしないという事です。一概にそれを否定はしません。その量産メーカーのやり方によって、雇用は生み出され。経済効果もあるのですから。

・・が、私たちはその道を選べるかというと選べません。それは量産メーカーの進む道であって、私たち地場の工務店の進むべき道ではないと思えるからです。

リフォーム産業新聞

ざっと振り返ってみます。 2009年6月に「長期優良住宅」という制度ができました。

日本も欧米のように長持ちする家を造りましょう、と始まり、当初のネーミングは 「200年住宅」。スクラップアンドビルドから、長く使いましょうという、量から質への価値観の転換も目的であったとも思います。

しかしながら、制度成立後、構造躯体や断熱材など、日本の気候風土に適したも ので、長く持たせるための仕様に変わったかと言えば、全く変化はありません。20年も経てば湿気でブカブカする接着剤だらけの合板や、スカスカの断熱材を入れて家中ビニールで覆って断熱性を上げるという仕様や工法。また、接着剤で貼りあわせた集成材といわれるものを柱や梁に使ったりと、制度(法案)成立前・後で変 わったものと言えば、基礎の量や鉄筋が増えたりする程度です・・・。

住宅展示場もそのままでしたね。仕様も何にも変わっていないのに「長期優良住宅」になってしまったのです。そうそう、展示場の「旗」だけは変わりました。

国別、住宅の平均寿命の比較

冷静に考えると、ちょっと変な制度ですよね。長期優良住宅が施行される前と施行された後で、何ら仕様変更もなく長期優良住宅に認定されてたんですから。26〜30年しか持たない日本の住宅を「欧米のように長持ちさせる住宅を」という趣旨だったと思いますが。。。

結局は大きなメーカーさんよりなんですね。量産メーカーさんや建材メーカーさんが新築を供給できなくなったら、困りますものね。

長期優良住宅とは、正しく言えば『長期有料住宅』(長持ちする優良ではなく、長期間にわたりお金を払い続ける有料の制度)といえます。

私たちは、永く安心して、そして快適に暮らして頂きたい。そして、家づくりを産業から文化に戻したい、そう考えています。

ゼロ宣言の家

「ゼロ宣言」とは、長持ちしない建材や、
健康に悪い建材を排除した家づくりをするという私たちの誓いです。

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