地震に対する我が家の心配事

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Q1.基礎にヒビが入っているけど大丈夫?

基礎クラックの様子・基礎増し打ちの様子

ヒビ(クラック)の状況にもよります。
幅が0.3㎜以上のヒビは「構造クラック」の可能性があり確認が必要です。
構造クラックへの対応策もありますので、まずは状況を確認するために
ご相談下さい。

基礎の補強には、ヒビ(クラック)の補修や無筋コンクリート基礎の有筋化などがあります。

ヒビ(クラック)の補修
ヒビ割れが生じている箇所にエポキシ樹脂を注入してヒビ割れ部分をふさぎます。基礎の一体性を回復するもので、基礎の強度が上がるものではありません。
無筋コンクリートの有筋化
既設の無筋コンクリート基礎の外側に、鉄筋コンクリート造の基礎を抱きあわせ、一体化して補強します。

【日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(著)「地震でも安心な家」に住みたい より抜粋】

Q2.地盤が悪い時の対策ってあるの?

あります。しかし、すでに家の建っている土地の地盤改良工事はとても難しい工事になります。地盤改良よりも、その地盤に耐える為の上部構造部分(建物)を強化をすることが一般的です。

地盤の改善には、大きく分けて3つの方法があります。

沈下修正
沈下した分だけ修正する方法です。比較的安価ですが、応急処置的なものになります。
支持基盤まで杭を打ち、基礎を乗せる
家をジャッキアップして杭を打ち込みます。高額になるのが難点です。
地盤を改良する
家を持ち上げて違う場所に移動するか、1階の床をすべてはがして施工します。これも高額になります。

【日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(著)「地震でも安心な家」に住みたい より抜粋】