基礎-基礎増し打ち
鉄筋が無い基礎を強く
基礎に要求される耐震性能は、建物の一体性を高めること、地震時に上部構造体の耐震要素が充分な機能を発揮できるようにすることです。耐力のある壁の下には、その耐力壁を支えるための基礎が必要です。鉄筋の入っていない弱い基礎は増し打ち補強をして強くする工事を行います。
- まず基礎を作る部分の土を掘ります。
これを「掘り方」といいます。 - 整地して砕石を敷きます。
その後、鉄筋を既存の基礎に接着します。 - 型枠を組みます。
この際、鉄筋との間隔(かぶり厚)に
注意します。 - コンクリートを充填します。
- コンクリートが固まったら
型枠を外します。 - 増し打ち基礎の完成です。
割れ等が無いかチェックします。
NG補強
- 床束と大引きに金物をつける補強。床束が外れた事が原因で大倒壊に繋がる事はありません。金物補強ばかり薦める業者は注意です。
- 土台ばかりを基礎に金物でつける工事にも注意です。費用対効果は非常に低いケースが殆どです。