壁補強-筋交い補強
地震力に負けない強い壁を作る
筋交い補強に要求される性能は、地震発生時に柱などから外れないこと。また、折れずに傾きを抑える事。設置のポイントは断面のある材料を正しい金物で設置する事です。
- まず壁に張ってある板を解体して
柱等が見える状態にします。 - 筋交いの断面寸法は90mm×45mmが
一般的ですが、アイジーコンサルティングでは105㎜×45㎜を使っています。
端部は筋交い金物でしっかりと固定します。 - こちらは筋交いの下端部です。
上下共に告示1460号に基づき強度認定されたZマーク金物を使用します。
釘だけの接合はご法度です。 - 設置完了。
節の無い物を選ぶのもポイントです。
NG補強
- 筋交いに切り欠きや節抜けがあるのはNG。力を受けた時には欠損部分で折れる可能性があります。震災現場で数多く確認してきました。
- 筋交いが梁の横から打ってあります。強さはあまりありません。大きな力を受けると外れたり端抜けしてしまいます。
- 梁が無い部分の設置はNGです。突っ張って突き上げたとき簡単に外れてしまいます。端部の金物が無いのもいけません。
- 端部の金物が無いのもいけません。切り欠きにはめ込んであっても簡単に外れてしまいます。