壁補強-プロテクター設置補強
引き抜き耐力を向上させる
プロテクターとは、建物の外側から取り付ける『ホールダウン金物』のことを言います。外壁側に取り付けるということで、目立たないようにカバーを取り付けます。柱とコンクリート基礎部分の接合はとくに重要です。強い壁をつくる柱と足下が土台から抜けやすくなり、「ホゾ抜け」が起きます。これは、阪神・淡路大震災でも多く見られた現象です。これを防止するために、『ホールダウン金物』を使用して、コンクリート基礎と柱を直結します。
- 設置位置をしっかり測ったあと
壁と柱に穴をあけます。 - ロアプレートを基礎に設置する為の
アンカー設置用の穴を穿孔します。
穿孔深さは基準寸法を遵守します。 - 穿孔した部分の粉塵除去を行います。
この作業は重要な為、入念に行います。 - ケミカルセッターを穿孔部に挿入します。
- アンカーボルトを回転させながら
設置していきます。
ケミカルが割れて基礎と固着します。 - 柱にはアッパープレート。
基礎の部分にロアプレートを設置し、
上下をボルトで接合して完成。